Vault 84

上記にあるように元ネタはオストラキスモスだろうか。
古代ローマに存在した独裁者の出現を防ぐために市民投票で追放すべき人物を決める制度である。投票に陶器の札を用いたことから陶片追放とも言われる。
度々人治国家と法治国家の違いを説明するたびに引き合いに出される。

元ネタというよりはVault-Tec社がVaultでオストラキスモスを実際に行ったらどうなるかを実験したということなのだろう。
他のVaultに比べればずいぶんとマイルドな実験内容ではある。

Fallout: The Board Gameに登場するVault。
場所はゲームによって異なるのだが、少なくとも東海岸にある。

生存者はいるが現在は閉鎖されたコミュニティーとなっており、毎年投票で誰を追い出すか決めていたようだ。
この投票はボードゲーム内でもシステムとして登場し、投票で勝てば引き続き探索ができるが、負けるとダメージを受けて追い出されるといった演出となっている。

かつてはVault 109との交易があったようだが、現在はVault 109が崩壊したせいもあるのか行っていない。